アートと文藝のCafe

アート、文芸、映画、音楽などを気楽に語れるCafe です。ぜひお立ち寄りを。

時事

コロナ禍で解く『風の谷のナウシカ』

「新型コロナウイルス」という人類がはじめて遭遇した未知の “病原体” との戦いが長引くにつれ、 「コロナとの戦いは、人間に何を教えようとしているのか?」 ということを考える機運が、あちらこちらで生まれている。 たとえば、人類がこれまでに残した過去…

中華思想によるグローバルスタンダード

世界の「民主主義」って、これからどうなっていくのだろう? 最近、そんなことをずっと考えている。 たとえば、香港の「自由と民主主義」を守ろうとする運動などが報道されるたびに、あからさまに、それを弾圧しようとする中国政府の方針に私などは疑問と憤…

手越はジャニーズ最後のヤンキーだった

手越祐也のジャニーズ退所記者会見というのをずっと見ていた。 いい男である。 よくしゃべる。 … という印象だった。 この人がなんでジャニーズを辞めるようになったのか、よく知らない。 ファンや芸能人仲間からどういう評価を得てきた人なのか、ということ…

オリジナリティなど要らないとホリエモンは言った

誰でも、オリジナリティというものに生き甲斐を感じている。 作家や映画監督のように、創りだした作品そのものが、作者のオリジナリティを訴えるものとして評価されるような仕事もあるが、そんな大それたものでなくても、「俺しかできない仕事だ」と思える部…

ドラマ『野ブタ … 』は何を訴えていたのか?

ネットニュースの「文春オンライン」(2020年5月16日)で、霜田明寛さんというライターが、15年ぶりに再放送されている『野ブタ。をプロデュース』が、なぜ今の時代に大反響を呼び起こしているのか? … ということを分析されていた。 私は、当時そのドラマを…

「コロナ後」に世界の風景は変わっているか?

世界中で、コロナ対策のロックダウンが徐々に解除されてくると、各メディアから、「アフターコロナ(コロナ後)」という言葉が出回り始めた。 人々の心に、「コロナ騒動」が終息したあとの世界を問う意識が生まれてきたからだ。 日本においても、「緊急解除…

コロナによる経済的疲弊は日本に何をもたらすか

新型コロナの感染拡大を防止すための「緊急事態宣言」の解除が始まったことを機に、コロナ禍による疲弊した経済をどう立て直すかという議論も活発になってきた。 コロナ禍をやり過ごすために「自粛生活」を強いる指導方針がこのまま続くと、日本の経済的損失…

堀江貴文は庶民をバカにしている

先週の日曜日『サンデージャポン』(TBS)で、堀江貴文(ホリエモン)が、政府の緊急事態宣言を批判し、それに唯々諾々と従った国民を汚い言葉でこき下ろした。 私は、ちょうどその番組を家で見ていたが、そう発言するホリエモンに憤りを覚えた。 彼の言って…

パチンコマニアの心象風景

新型コロナウイルスの感染拡大にともなう政府や自治体の緊急事態宣言が発令され、人が密集する店舗への休業要請が出されている。 にもかかわらず、一部のパチンコ店が休業要請に従わないため、多くのパチンコファンがそういう店を探し、ときには県をまたいで…

夫婦の会話の危機(コロナ離婚)

「コロナ離婚」という言葉をかなり耳にするようになった。 この前読んだ新聞(朝日新聞4月14日夕刊)によると、そういう現象が実際にそうとう問題になりつつあるという。 要は、コロナウイルスの感染拡大にともない、外出自粛の習慣が定着してくると、夫婦…

テレビニュースと現実はあまりにも違う

コロナウイルスの感染拡大を阻止するための「緊急事態宣言」が発令されたが、感染の広がりはいっこうに止まらない。 テレビを観ていると、医療の専門家たちが、このままの状態を放置すれば、日本人の80万人ぐらいが感染し、そのうち40万人ぐらいが死亡すると…

パンデミック後の世界はどうなっているのか?

前回の記事で取り上げた『パンデミックが変える世界 ~歴史から何を学ぶか~』(NHK Eテレ)という番組は、それなりに反響があったようだ。 私のブログ以外にも、ネットでこの番組を採り上げたサイトがいくつもあり、それぞれ好意的に評価していた。 テレビ…

パンデミックが変える世界

パンデミック(世界的流行)となったコロナウイルスは、人類に何を教えているのか? 自分でもいやになっちゃうんだけど、コロナウイルスの報道から目が離せない。 その理由は、(大げさにいえば)今回のコロナショックが、いったい人類にとって何を意味する…

コロナウイルスによって人間の動物化が始まる

新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に与える影響が深刻化している。 日本でも、政府や自治体が呼びかける「週末の外出自粛」という通達によって、居酒屋やバー、クラブといった接客をともなうサービス業が壊滅的打撃を受けている。 多くの人が、「早く…

独りでいることへの耐性が必要な時代

無意味な論争 コロナウイルスの感染率が激増している状態を反映して、無益な対立が広まっている。 “世代間対立” といわれるもの。 「国家的緊急時だというのに、お花見や卒業旅行などに出かける若者が多いのはけしからん」 というシニア世代に対し、 「若者…

コロナウイルスに対する正しい意見は?

マスコミがコロナウイルス報道を混乱させている 新型コロナウイルスのために、世界的な大混乱が起きている。 「中国の武漢で新しいウイルスが猛威を奮っている」 という報道が最初に出されてすでに3ヶ月経つというのに、ウイルス感染地域は世界中に拡大し、…

中国はなぜ「自由」や「人権」を嫌うのか

習近平主席の訪日の意味 この春、訪日が予定されている中国の習近平(シー・チンピン)国家主席を “国賓扱い” にするかどうかで、いま政権与党内でも議論が起こっている。 「国賓」ともなれば、天皇が主催する国家行事となり、いわばわが国がもろ手を挙げて…

格差社会のトップに立つセレブたちの資産 

現在、日本のマスコミをにぎわせているニュースのひとつに、元・日産自動車CEOカルロス・ゴーン氏の国外逃亡がある。 逃亡先はレバノン。 ゴーン氏の祖父や父の故郷であり、かつ現在の(2人目の)夫人であるキャロル・ナハス女史の出身地でもある。 密出国…

トランプ大統領の精神分析

「令和」という時代の最初の正月を迎えたばかりだというのに、波乱の時代の幕開けを予感させる事件が立て続けに起こっている。 その一つが、米国トランプ大統領の指示によるイランのソレイマニ司令官の暗殺。 トランプ氏は、これを、 「アメリカとイランが戦…

ウィーチャットが招く超管理社会

テレビ朝日のニュース番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、「ウィーチャット(WeChat=微信)」という中国製SNSアプリのことを採り上げていた。 テレビで、しばらくその話題をフォローしてから、ネットで「ウィーチャット」を検索してみた。 すると、 「(…

日本人と韓国人の精神性の違い

タレントの武田鉄矢がMCを担当する『昭和は輝いていた』(BSテレ東)という番組をときどき観ている。 武田鉄矢氏と、私は同世代。 武田氏(70歳)の方が1年先輩だが、若いときに吸った空気が同じなので、彼が取り扱う話題の大半が理解できる。 いつだったか…

陸の帝国(中国)の復活

ドイツの哲学者カール・シュミットによると、 「世界史は、“陸の国家” と “海の国家” の戦いだった」 という。 もちろん “陸の国家” の歴史の方が古い。 古代の西アジアに栄えたアッシリア帝国やペルシャ帝国。 中世のサラセン帝国。 東アジアでは、中華帝国…

文在寅大統領のしたたかな野望

ここ1ヶ月ほど、日本のメディア(特にテレビ)は、ほとんど連日 “戦後最悪” といわれる日韓関係の報道に徹している。 現在その話題の中心は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の最側近で、文(ムン)氏の後継者として次期大統領の候補と目されている曺国(チ…

民主主義の時代は終わったのか?

2017年に、トランプ氏がアメリカの大統領に就任して以来、世界が劇的に変わった。 その最大の特徴は、第二次大戦後にスタートした西側諸国による「自由と民主主義」を標榜する政治理念が地盤沈下したことだ。 経済的にみれば、それはグローバル経済の終焉で…

韓国人のプライドの根底にあるもの

8月22日以降の夜のニュースは、どのメディアにおいても、韓国によるGSOMIA(ジーソミア=日韓軍事情報包括保護協定)の破棄通告がトップニュースを飾っている。 日本の安全保障問題の解説者はみな一様に、この韓国政府の決定を “愚行” というニュアンスに近…

韓国は日本の何を嫌うのか

昨今のニュースを見ていると、韓国と日本の “経済戦争” の推移をレポートする報道が連日続いている。 特に、日本が、韓国に対する輸出管理上のカテゴリーを見直すこと(ホワイト国除外)が決定した後は、韓国が国を挙げて日本批判を過熱させている様子が伝わ…

「N国党」のうさん臭さ

「N国党」(NHKから国民を守る党)という政治団体がマスコミの注目を集めている。 2019年の参議院選挙において、代表の立花孝志氏が全国比例区で当選し、生まれてまだ2週間も経たない党だ。 しかし、この立花氏のメディアでの露出度は高い。 彼の登場を批判…

「死にたいのなら一人で死ね」という言葉の不寛容さ

神奈川県・川崎市の登戸駅近くの路上で、50代男性が起こした大量殺傷事件について、落語家の立川志らく氏が語った「死にたいなら一人で死んでくれよ」という発言がテレビのワイドショーやネットで賛否両論を巻き越しているという。 当然、そういう意見は過激…

「平成」は現代の「平安時代」だった?

平和ながらも、人々の不安が増大した時代。 「平安」も「平成」も、そんな印象が強い時代であったように思う。 ただ、794年に始まる「平安時代」といわれる歴史区分のなかに、「平安」という元号があったわけではない。 平安時代というのは、「延歴」から「…

朝鮮半島の地政学的な悲劇

韓国の裁判所が決定した元徴用工訴訟における日本企業への差し押さえの範囲が広がっている。 その前には、韓国海軍による日本の自衛隊機に対するレーダー照射問題があり、さらにさかのぼれば、日韓合意に基づいて設立された「慰安婦財団」を、韓国側が一方的…