アートと文藝のCafe

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2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

マルクスの『資本論』が再びブーム?

若者たちの『資本論』研究の背景にあるもの 今年になってから、若い学者たちの間で、マルクスの『資本論』を再評価する活動が盛んになっている。 今年の4月には、白井聡氏(43歳 京都精華大学教員)の『武器としての「資本論」』が出版され、かなりの話題を…

「銃」という武器の悪魔的な力 

アメリカ大統領選が近づいてきて、トランプ支持者のなかに、銃で武装して、反トランプ支持者たちを威嚇する(プラウドボーイズなどの)民兵組織が増えてきたことが話題になっている。 ▼ 「ミリシア」といわれる民間の武装グループ こういう光景は、日本では…

「民主主義」とは脆弱なものである

世界各国で、「民主主義」が侵害されることの危機が叫ばれている。 香港の若者たちのデモ(上)から始まり、タイにおける反政府デモ。 そして、ベラルーシの反大統領デモ。 さらに、ナイジェリアにおいても、独裁的な軍政権に反対する抗議デモが勃発した。 …

アメリカ人は “お茶目な” トランプが大好き

いよいよあと2週間を切ったアメリカの大統領選挙戦。 ヨソの国の国家元首を決める選挙なのに、なぜかとても気になる。 それは、(あくまでも個人的な嗜好だが)、面白いからだ。 自分には、いろいろな意味で、この選挙が現在の世界情勢を占う試金石となりそ…

マッチョマンたちが世界を動かす時代

今の世界のリーダーは、例外なく、“マッチョマン” である。 いちばんそれを体現しているのが、猟銃を持った半裸の写真を国民に見せたがるロシアのプーチン大統領(68歳)だ。 上は、毎年制作されるロシアの “プーチン・カレンダー” の1ページだが、一国の元…

筒美京平の “マジック昭和歌謡”

「歌謡曲」って、食べ物でいうと、カツ丼とか、カレーうどんのようなものかもしれない。 「演歌」(和食)ではない。 でも、「洋楽」(フレンチやイタリアン)でもない。 そのどちらでもない不自然さを持ちながら、誰一人、その不自然さに気づかないような存…

アメリカ大統領選挙の本当の意味

アメリカの大統領選挙戦も、残るところ3週間を切った。 コロナウイルスを患った共和党のトランプ氏に対し、アメリカでも「病気に対する危機管理が甘い」という批判が巻き起こったが、トランプ氏はまったく気にする様子がない。 果たして、彼の大統領再選は…

50年経って再び『イージー・ライダー』を見る

WOWOWシネマで、アメリカ映画『イージー・ライダー』を久しぶりに見た。 1969年の作品である(日本公開は1970年)。 この映画を最初に見たのは、私が二十歳のときだった。 それからちょうど50年経つ。 漠然とした記憶として残っているのは、アメリカの荒野の…