アートと文藝のCafe

アート、文芸、映画、音楽などを気楽に語れるCafe です。ぜひお立ち寄りを。

創作

ランボーやカフカよりも餃子のラー油

短歌を作るようになって、ちょうど1年ほど経つ。 知人に誘われて、地元の「短歌の会」に顔を出したのが、昨年の1月18日。 月1回の会に2首ほど用意して提出してきたが、わずか1年ほどの修行では成果が上がるわけもなく、勉強会を主宰する藤井徳子先生か…

自作短歌の悪評例

ひょんなことから、“短歌の会” というのに参加するようになって、そろそろ半年になる。 『無窮花植ゑむ』などの著書をお持ちの藤井徳子(ふじい・のりこ先生 = 日本歌人クラブ)のご指導を仰ぎ、月1回くらいのペースで拙作の講評をいただいている。 例会は…

創作 『ボートに吹く風』

枯葉が敷きつめられた池の上で、ボートを漕ぐ。 茶色と黄色の色に染まった池。 樹木の葉が落ち始める頃になると、岸に近いところは、その枯葉に埋め尽くされて水が見えない。 オールが跳ね上がった瞬間だけ、下に埋もれた水が顔を出す。 「こんな公園が学校…

創作 「手を拾う」

掌編小説 『手を拾う』 夜の歩道に、人の手が落ちていた。 ひからびた枯葉のように縮こまりながら、それでも最後の力を振り絞って、その手が助けを呼んでいるように見えた。 近づくと、ただの手袋だった。 風が舞って、手袋が揺れたのだ。 ニットで編まれた…

創作『湾岸道路でラスト・タンゴを』

忘れられないCMというのがある。 ブリヂストンのレグノのCMで、林の中を、赤と青の2台のフェラーリが走っているという映像だった。 それは35年という歳月を超えて、今だに忘れられないCMのひとつになっている。 あんな走りは、それまで見たことがなかった。…

小説『暗黒街の掟』

創作(ヨタ話) 「やつは頭もいいし、度胸もある。しかも、キャバレーのステージで歌っている女が、客席の暗がりの中からでも見つけ出すほどの美男子だ。 それに一つのシマを仕切るだけでは満足できない貪欲さってのも持ち合わせている。 ただ、ちょっと調子…