アートと文藝のCafe

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2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

三島由紀夫 没後50年

作家の三島由紀夫が、自衛隊の市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げた事件(1970年11月)から、今年で50年経つ。 それにちなんで、テレビも含め、いろいろなメディアで三島の生前の功績やあの事件の意味を問うような企画が続いた。 昨日の夜、その一つであるEテレの…

a moment of movement (うつろひ)

秋から冬に変わるこの季節。 1年の中で、景色がいちばん贅沢になる。 公園を散歩していて、そう思った。 木々の葉が、絵具を盛ったパレットのように、にぎやかになる。 朱色に輝く紅葉。 黄色に燃えるイチョウ。 そして地面は、その落ち葉のジュウタンで彩…

コント・信玄と勘助の密談

【山本勘助】(上) お屋形様、浮かぬ顔していらっしゃいますな。【武田信玄】(下) そちの気のせいだ。ワシは楽しんでおる。ほら、庭の紅葉を見てみよ。良い眺めじゃろう。 【勘助】 日頃紅葉などに興味を持たれないお屋形様が、また今日はどうして庭など…

陰謀論はウイルスである

アメリカ大統領選も、選挙から3週間経って、ようやく決着がつく気配が見えてきた。 トランプ氏がいまだ敗北を認めないまでも、国家の機密情報などを次期大統領のバイデン氏に移行させることを同意したことによって、ようやく一連の騒動に終止符が打たれる模…

『七人の侍』の主役は野武士たちだ

三船敏郎 生誕100年にちなみ、WOWOWシネマで、彼の代表作が続けて放映された。 そのなかで、黒澤明監督による『用心棒』(1961年)、『椿三十郎』(1962年)、『七人の侍』(1954年)の3本をピックアップして見たが、やはり『七人の侍』が群を抜いて素晴ら…

ジョン・レノン『イマジン』の世界観とは何か?

NHKのBSプレミアムで、『“イマジン” は生きている』というドキュメンタリー番組が放映された。(2020年11月21日) 現在東京で開かれている『DOUBLE FANTASY - John & Yoko』展に焦点を合わせた企画らしい。 この『イマジン』という曲が誕生したのは、1971年…

若者たちの昭和歌謡ブーム

「昭和歌謡」に興味を抱く、平成世代の若者が増えているという。 あるワイドショーを見ていたら、(どの番組か忘れたが … )、レポーターが街行く若者にマイクを突き付け、「昭和歌謡をどう思うか?」と聞きまくっていた。 それに答えた若者たちの話を総合す…

議論大歓迎!

トランプ的 “反知性主義” を語った当ブログに対する読者からの反論 下に紹介するのは、11月8日に私が掲載したブログ記事(「アメリカ社会の『分断』とは何か」)に対して、「タカ」さんと名乗る方から寄せられたご意見である。 この方とは、すでに過去2回…

AKB48が社会現象だった時代

2020年度NHKの紅白歌合戦の出場者が発表されたが、昨年まで12年連続出場していたAKB48が選考から落ちた。 櫻坂46、乃木坂46、日向坂46などは出場するらしいが、なんといっても、その手のガールズユニットの頂点に立っていたAKBが「紅白」に出ないということ…

権力者が舞台を去るときの悲哀

映画『ニコライとアレクサンドラ』 とトランプ大統領 ロシアのロマノフ王朝の最後を描いた『ニコライとアレクサンドラ』(フランクリン・J・シャフナー監督)という映画がある。 ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世とその皇后アレクサンドラ、そしてその5人…

アメリカ社会の「分断」とは何か?

日本時間の2020年11月7日(土)未明、アメリカの大統領選は、バイデン氏の勝利で終わった。 しかし、トランプ氏が負けを認めず、法廷闘争に持ち込もうとしているので、これから何が起こるのか、あいかわらず不透明な部分が消えない。 それはともかく、これ…

トランプ型フェスティバルの熱狂

予測通り、開票日の3日中に集計が出なかったアメリカの大統領選挙。 郵便投票の結果を待つという事態に進みそうだが、これもトランプ氏が「郵便投票の不正」を主張したり、自分に不利な判定を下した州の結果に異議を申し立てたりしているため、予断を許さな…

大統領選、いま始まる

いよいよ本日(日本では11月4日)に迫ったアメリカ大統領選挙。 個人的には、今いちばん関心を持っているニュースである。 もちろんヨソの国の選挙なので、トランプ氏が勝とうが、バイデン氏が勝とうが、日本人の私には関係のない話である。 にもかかわらず…