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片岡義男の再評価が始まる

  

 このところ、小説家・エッセイストの片岡義男を再評価する動きが顕著になってきている。
 朝日新聞では、現在「文化」欄で、片岡氏のロングインタビューの連載を開始した。

 

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 さらに、9月17日には『片岡義男を旅する一冊』(株式会社SHIRO 2,200円)というムック本が発行された。

 

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 このムック本は、元モトナビ誌の編集長であり、片岡ファンを自認する河西啓介氏が、インターネットを通じて片岡氏の作品に共感している組織や個人に資金の提供・制作協力を呼び掛けて(クラウドファンディング)実現したもの。

 

 内容は、『スローなブギにしてくれ』、『彼のオートバイ、彼女の島』、『湾岸道路』など、1970年代後半から80年代にかけて発行された人気作品の紹介や片岡ファンたちの座談会などを集めたもの。


 総ページ数は130ページ。
 アメ車、バイク、音楽、サーフィンなど、片岡作品が扱う趣味の世界をより深く掘り下げた内容になっている。

 

▼片岡作品にはどこかアメリカの乾いた風が感じられる
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 この『片岡義男を旅する一冊』というムックは、9月26日より富士山マガジンサービスおよび代官山蔦屋書店などの協力書店、店舗で販売がスタートするという。
 問合せは株式会社SHIRO(TEL 03-5790-9035)まで。

 

 実は、私も(本名を使って)見開き二つ(4ページ)ほどのエッセイを書かせてもらった。

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▼ 『片岡義男を旅する一冊』に収録してもらったエッセイ