キャンプ用品が売れているという。
コロナウイルスの蔓延によって、人々の消費スタイルが変わったことを前回のブログで書いたが、キャンプ用品が売れているのも、コロナの影響らしい。
つまり、ウイルスの感染率が高い都会の繁華街を避け、比較的他人との接触が少ないキャンプ場で遊ぼうという機運が高まってきたといえる。
子供たちは休校になっているのに、家や学校の許可がないと外に出られない。
お父さんは在宅勤務が増え、昼間から家にいる。
「では、気晴らしも兼ねて、家族でキャンプに行くか?」
… というのは、きわめて自然な選択のような気がする。
この前、『スッキリ』という朝のワイドショー(日本テレビ)を見ていたら、冬のキャンプがブームになっているという特集をやっていた。
私の若い頃は、冬にキャンプをする人は、そうとう偏屈な趣味の持ち主というイメージがあった。
冬山登山のためのテント泊なら別だが、キャンプ場が最終目的地で、そこにテントを持ち込んで泊まるというのは、ただのモノ好きの遊びだろうと思っていた。
そんな偏見をずっと持っていたが、最近は違うらしい。
冬の方が空気が爽やか。
人が少ないので、のんびりできる。
夏より星空がきれい。
虫がいない。
寒いからこそ、焚き火の楽しさが味わえる。
そう思う人たちが増えているらしく、冬のキャンプ場もそれなりににぎやかになってきたらしい。
電源サイトを持つキャンプ場も増えてきているので、テントのなかで電気毛布なども使える。
焚き火台もそうとう普及したし、アウトドア用薪ストーブなどの器具も充実してきた。
私の若い頃とは違い、冬キャンプを楽しむ環境がかなり変わってきたことは確かだ。
冬キャンプの盛り上がりのもう一つの要因は、ネットを通じて “キャンプの楽しさ” を伝える情報発信が強力になってきたことも挙げられる。
芸人のヒロシがYOU TUBEを使って「ソロキャンプ」の魅力やノウハウを伝授する企画は今は大人気。
▼ 「ジャパンキャンピングカーショー2020」にも登場してキャンプトークを披露したヒロシ氏。
「ソロキャンプ」という言葉はいまや完全にメッセージ性の強いキーワードになっていて、『スッキリ』という番組でも、冬のソロキャンプを楽しむ中年女性(WEBマガジンの編集長)のキャンプスタイルが大々的に採り上げられていた。
このような流れを反映して、キャンピングカーにおいても、「ソロキャンプ」専用の車両が登場するようになった。
その名もずばり「BASE CAMP SOLO(ベースキャンプ ソロ)。
リリースしたのは、愛知県岡崎市でキャンピングカー製作・販売を行っている「NONIDEL(ノニデル)」。
▼ 「ノニデル」の島川康一郎社長
この会社は、ハイエースの注文製作を得意とするビルダーとして知られているが、最近のソロキャンプブームを意識して、より軽快に走る乗用車ライクのキャンパーも手掛けるようになった。
ベース車は走行性に優れ、かつリーズナブルな車両価格を実現する日産NV200。
基本的には、若者の “一人旅” をテーマにした企画で、広いベッドスペースを維持しながら、サイドカウンターに設定されたキャンプ装備を使って車中泊の夜を楽しむことができる。
▼ ベースキャンプソロ 室内
ベッドサイズは全長1870mm。「ソロ」とは言いながらも、2名就寝が可能。
電子レンジ、冷蔵庫、FFヒーター、液晶TVなども用意されているので、それらを買い足していけば、そうとう快適なキャンピングカーに仕上がる。
この「ソロ」の仕様を少し変え、4人乗り乗車を実現しているのが、「BASE CAMP SOLO+(ベースキャンプソロプラス)。
▼ ベースキャンプソロ+(プラス)外装
▼ ベースキャンプソロ+内装
こちらの車なら、4人で使えるレイアウトを狙った分だけベッドスペースも広くなっているので、小さな子供のいるファミリーでも使えるし、シニアカップルにも向いている。
お値段は、車両本体価格で、ともに200万円台後半から300万円台。
株式会社NONIDEL(ノニデル)
愛知県岡崎市大平町字瓦屋前54-10
電話:0564-73-8833
https://nonidel.jp/