絵画
ヨハネス・フェルメールとは編集 Johannes Vermeer ヨハネス・フェルメール(1632年-1675年)は17世紀オランダ、フランドル派の画家。本名をヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト(Jan van der Meer van Delft)という。 旅館の経営をおこなう一方…
絵画批評 トルストイの小説(『アンナ・カレーニナ』)に、 「幸福な家庭はみな同じように似ているが、不幸はそれぞれの家ごとに違う」 という言葉がある。 もちろん、お互いに似通っていようが 「幸福な家庭」 の方がいいに決まっている。しかし、逆にいえ…
絵画批評 誰でも、一度は見たことのある絵かもしれない。 アルノルト・ベックリンの描いた『死の島』。 不吉なタイトルだが、ベックリン自身が名付けた名前ではない。 彼がフィレンツェにいた頃、若くして夫を亡くしたある婦人から、 「夫を偲ぶときに夢想す…
絵画批評 昨年(2018年)の秋から冬にかけて、国立新美術館でフランスの画家ピエール・ボナールの展覧会が開催された。 同じ時期に、ムンク展、フェルメール展、ルーベンス展なども開かれ、マスメディアにも紹介されて話題を呼んだ。 それらの巨匠たちと比べ…
絵画・文芸批評 与謝蕪村(よさ・ぶそん)の有名な俳句の一つに、 「月天心(つきてんしん)貧しき町を 通りけり」 という句がある。 「月が、空の真ん中(天心)に輝いている貧しい町を、いま私は通り過ぎようとしている」 という意味だ。 「つきてんしん」…
絵画批評 ジュリアン・オピーを語る もう、そうとう昔の話になるけれど、会社のパソコンのファイルの底に、「TURBO FREEWAY(TF way)」というゲームソフトが眠っているのを発見したことがある。 自動車レースのゲームだった。 といっても、サーキットではな…