アートと文藝のCafe

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2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

片岡義男の再評価が始まる

このところ、小説家・エッセイストの片岡義男を再評価する動きが顕著になってきている。 朝日新聞では、現在「文化」欄で、片岡氏のロングインタビューの連載を開始した。 さらに、9月17日には『片岡義男を旅する一冊』(株式会社SHIRO 2,200円)というムッ…

片岡義男が創ったアメリカと音楽の世界

アメリカの明るさ、爽やかさ、さびしさ エッセイストの温水ゆかりさんは、かつて、団塊世代の男性の “アメリカ好き” を揶揄(やゆ)して、こう言った。 「(私の知り合いの団塊世代は)週末になると福生の米軍ハウスに住む友人宅に集まってバンドの練習をし…

映画のノイズ(ターミネーター3を観て)

『ターミネーター3』(2003年公開)をBSのWOWOWで観る。 未来の地球で起こるアンドロイド(ロボット)と人間の戦いの話。 第一作は1984年に公開されたが、その後シリーズ化されて、現在6作まで制作されている。 全作とも、タイムマシンに乗って、「未来」…

眞子さまの結婚が危うく見えるのはなぜか

このコロナ禍の夏、東京オリンピックやアフガニスタンのタリバン復活、自民党の総裁選といった話題と同じぐらい、世間を騒がせたニュースがあった。 秋篠宮家の眞子さまと小室圭氏の結婚が決まったという話である。 二人の交際については、すでに4年前から…

“9・11” という悪夢

ハイジャックされた旅客機が、アメリカのワールド・トレード・センター(世界貿易センタービル)に突入し、旅客機の乗客と実行犯、および倒壊したビルで働いていた関係者2,977人が死亡した2001年の「アメリカ同時多発テロ」。 一般的に、「9・11」といわれる…

『勝手にしやがれ』の新しさとは何だったのか?

『勝手にしやがれ』(1959年 フランス映画)は、ジャン・リュック・ゴダールの代表作ともいえる映画だ。 なんといっても邦題がいい! この映画の本質をずばり表現している。 話は単純。 フランスの田舎町で、自動車を盗んで警官を殺してしまった男(ジャン・…

チャーリーの太鼓

イギリスのロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のドラマー チャーリー・ワッツが先月(8月)24日に80歳で亡くなった。 すでに、10日以上経つが、いまだに小さなニュース記事などにチャーリー・ワッツの訃報が載っているのを見る。 世間一般では、そ…

政治家はなぜみな「首相」をめざす?

テレビでも、ネットでも、9月3日のニュース番組の中心は、「菅義偉首相の総裁選不出馬」報道だった。 国民もメディアもみなびっくり! ネットニュースをスクロールしてみると、3日のニュースの大半は菅氏の記事であり、その顔写真が上から下まで、延々と…