アートと文藝のCafe

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2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ホラー小説「眼鏡の少女」 

夏も終わろうとするのに、地獄のような猛暑が続いています。 それを乗り切るには、全身にサァーッと鳥肌が立つような「怪談」が効果的です。 残暑厳しいこの季節。このブログでもときどき「怪談スペシャル」をお送りしたいと思います。 第一回 眼鏡の少女 「…

日本人は「夏歌」を作るのがうまい

夏をテーマにしたJ ポップには名曲が多い。 その理由は、前回のブログ(竹内まりやの『夏の恋人』)でも書いたが、夏という季節が、その真っ盛りにおいても、「終わりの気配」を秘めた季節だからである。 つまり、夏を歌うことは、「哀切感」と向き合うこと…

竹内まりや 『夏の恋人』

四季の中で、いちばん寂しい季節は、秋でも、冬でもなく、夏だ。 草原も樹木も、燃え立つような生命感をみなぎらせる夏。 空と海が、限りなく膨張していくような解放感を漂わせる夏。 しかし、だからこそ、ちょっとした陽の陰った軒先や、光り輝く樹木の葉の…

コロナ禍で解く『風の谷のナウシカ』

「新型コロナウイルス」という人類がはじめて遭遇した未知の “病原体” との戦いが長引くにつれ、 「コロナとの戦いは、人間に何を教えようとしているのか?」 ということを考える機運が、あちらこちらで生まれている。 たとえば、人類がこれまでに残した過去…

中華思想によるグローバルスタンダード

世界の「民主主義」って、これからどうなっていくのだろう? 最近、そんなことをずっと考えている。 たとえば、香港の「自由と民主主義」を守ろうとする運動などが報道されるたびに、あからさまに、それを弾圧しようとする中国政府の方針に私などは疑問と憤…

コロナ禍で「美女」の基準が変わる

新型コロナの感染拡大がいっこうに収束する気配を見せない。 流行の兆しを見せ始めた春先には、「夏になれば勢いが弱まるだろう」という楽観論が趨勢を占めていたが、夏本番を迎えた今、「第二波」が到来したことを疑う人はいない。 医療専門家のなかには、…

映画『人間の条件』をめぐる論争

例年この時期は、テレビなどで(太平洋戦争の)終戦にまつわる特集が組まれる。 WOWOWなどでも、映画『日本のいちばん長い日』、『アルキメデスの大戦』、『連合艦隊司令長官 山本五十六』、ドキュメンタリー映画『東京裁判』などが、ほぼ連日にわたって放映…

人の嗜好は生まれる3ヶ月前に決まる

PCが相変わらず不調で、なかなかブログを更新する条件が整わなかった。 具体的な症例としては、まず起動するのに、そうとうな時間がかかるようになった。 下手すると、初期画面が現れるまでに、20分以上かかることもあった。 次に、アプリの作動が安定しない…