アートと文藝のCafe

アート、文芸、映画、音楽などを気楽に語れるCafe です。ぜひお立ち寄りを。

2019-01-30から1日間の記事一覧

AI が地球に君臨するポスト・シンギュラリティの世界

エッセイ・AI 論 「シンギュラリティ」という言葉をよく聞くようになった。 「技術的特異点」と訳す。 原語そのものがむずかしいだけでなく、訳語もむずかしい。 知的レベルが高いことを自慢したがるインテリ好みの言葉に聞こえるが、たぶんこの言葉は、その…

ピエール・ボナール『黄昏』

絵画批評 昨年(2018年)の秋から冬にかけて、国立新美術館でフランスの画家ピエール・ボナールの展覧会が開催された。 同じ時期に、ムンク展、フェルメール展、ルーベンス展なども開かれ、マスメディアにも紹介されて話題を呼んだ。 それらの巨匠たちと比べ…

「ことわざ」は突っ込みどころ満載だ

ヨタ話 人生の真実を、気の利いた言葉の中に鮮やかに集約する「ことわざ」。 日本人が、古来より受け継いできた「ことわざ」は、まさに、生きるための知恵の結晶である。 だけど、よく考えてみると、どれも「なんか変 … 」という感触がつきまとう。 たとえば…

三島由紀夫 ふたつの謎

文芸批評 大澤真幸(おおさわ・まさち)氏の『三島由紀夫 ふたつの謎』(2018年11月初版)を読んだ。 「謎」というタイトルが付けられているように、これは “謎解き” の本である。 三島由紀夫は、なぜ自衛隊駐屯地に押し入り、その場で「切腹」するという時…

山の郵便配達

映画批評 1999年に制作された中国映画だ。 日本で上映されたのは、2000年代に入ってからか。 公開中にカミさんが岩波ホールまで観に行ったという。 「信じられないくらい美しい光景が展開する映画だった」 というのが、観てきた後に、カミさんの口をついて出…